ホンダフリードのエンジンがかからない場合は、いくつかの原因が考えられます。
症状が自宅ではなく、出先で起こってしまうとパニックとなってしまいます。
「フリードのエンジンがかからない場合はどうすればいい?」「どのような原因が考えられる?」と疑問を持つ方もいることでしょう。
そこで今回は、ホンダフリードのエンジンがかからない場合の原因や対応方法を具体的に解説していきます。
フリードのエンジンがかからない原因に対しての対応方法
フリードのエンジンがかからない原因に対しての対応方法について解説します。
- バッテリー上がりでかからない場合の対応
- セルモーター(スターター)の故障の対応
- オルタネーターの故障の対応
- プラグやイグニッションコイルの劣化の対応
- 燃料ポンプの故障の対応
簡単に解決できる問題から修理が必要な内容までさまざまあります。
各項目における対応方法を解説するので、ぜひご参考ください。
バッテリー上がりでかからない場合の対応
バッテリー上がりでフリードのエンジンがかからない場合は、「カーバッテリー110番」に救済依頼がおすすめです。
- しばらくエンジンをかけていなかった
- ライトをつけっぱなしにしてしまった
- 半ドアにしてしまった
バッテリー上がりのさまざまありますが、「カーバッテリー110番」に相談するとエンジンを始動サービスを受けられます。
24時間365日受付しているため、急ぎの方は電話での相談がおすすめです。
JAFに加盟していなくて頼れない方やロードサービスでは時間がかかるということで困っている方は、「カーバッテリー110番」に一度救済希望の連絡をしてみましょう。
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セルモーター(スターター)の故障の対応
フリードのセルモーターに異常がありエンジンがかからない場合は、パーツの取り替えを行います。
セルモーターが故障しても警告灯は点灯しないため、急にエンジンがかからなくなるトラブルです。
JAFやロードサービスへ救済の依頼をして、整備工場までレッカーしてもらう必要があります。
しかし、エンジンがかからない現場では、セルモーターの故障と判断しにくいため、プロの整備士に相談が必要です。
バッテリー上がりの対応でもエンジンがかからない際に、故障個所として浮上する部品なので、一度最寄りの整備工場に運んでもらいましょう。
オルタネーターの故障の対応
フリードに搭載されているオルタネーター(ダイナモ)に異常がでてしまい、エンジンがかからない原因と診断された場合は、パーツの取り替えが必要です。
オルタネーターは、車によって異なりますが、新品とリビルト品が用意されている傾向です。
新品は高額となるケースが多いため、リビルト品で交換すると費用を抑えられます。
フリードのオルタネーターは、インターネットからも購入可能です。
車検証の年式や車台番号・型式指定番号・類別区分番号から、適正部品を調べてもらえます。
整備工場での価格と比較して、最適な方法で部品を調達し交換してもらいましょう。
プラグやイグニッションコイルの劣化の対応
プラグやイグニッションコイルの劣化やトラブルが原因でフリードのエンジンがかからない場合は、それぞれパーツを取り替える必要があります。
部品を変えるだけでエンジンがかかり、調子も良くなる傾向です。
フリードのプラグとイグニッションコイルは、依頼する整備工場で手配も可能ですが、自分で揃えることも可能です。
車のデータからエンジンに合う部品を購入し、交換してもらいましょう。
燃料ポンプの故障の対応
フリードのエンジンがかからない原因が燃料ポンプである場合も部品交換で対応可能です。
整備工場やディーラーで専門的な点検をしてもらうことで、原因がわかる箇所です。
燃料ポンプが悪くなるケースは少ない傾向にありますが、可能性はあるためエンジンがかからない場合は、点検してもらいましょう。
走行不可となるため、レッカーで整備工場に持って行ってもらう必要があります。
フリードのエンジンがかからない6つの原因
ホンダフリードのエンジンがかからないとトラブルになったときに、可能性の高い原因は以下の6つです。
- バッテリー上がり
- セルモーター(スターター)の故障
- プラグやイグニッションコイルの劣化
- オルタネーターの故障(バッテリーマークの赤い点滅)
- 燃料ポンプが故障してエンジンがかからない
- 鍵が回らない場合はハンドルロックの可能性
すぐに対応できるものから修理が必要なものまで、多くの内容が原因として考えられます。
各項目1つずつ解説するので、ぜひご参考ください。
バッテリー上がり
ホンダフリードは、バッテリーが上がってしまうと「エンジンがかからない」と立ち往生してしまいます。
バッテリー上がりとは、バッテリーの電圧が低くいため、エンジンを始動させるためのセルモーターを動かせないことです。
フリードのバッテリーが上がってしまう原因は以下項目が考えられます。
- バッテリーの使用年数が長い
- 月間500kmの走行など、走行距離が短い
- ライトの点けっぱなし
- 半ドアで車を放置した
フリードのバッテリーは年式や型式によってさまざまなバッテリーが使用されており、モデルによっては容量が小さいものが搭載されています。
容量が小さいバッテリーに関しては、使用環境や年数が経過することにより上がってしまう可能性もあります。
また、性能に優れているバッテリーを搭載していても、バッテリー上がりとなる可能性は十分に考えられるため注意が必要です。
定期的な点検・整備を行うことで、バッテリー上がりの予防が可能です。
セルモーター(スターター)の故障
フリードのセルモーターに異常がある場合は、エンジンがかからない場合があります。
セルモーターとは、自動車のエンジンを始動させるための電気モーターのことです。
バッテリーから供給される電力によって回る部品となっており、セルモーターが故障するとエンジン始動ができません。
セルモーター故障時の症状は以下の通りです。
- 「キュルキュル」という回転音が聞こえない
- 「カチッ」という音のみでエンジンが動かない
- キーを回すもしくはスタートボタンを押しても音がしない
フリードのエンジンがかからない症状で、上記項目に当てはまる場合は、セルモーターを疑いましょう。
すぐに解決できる問題ではないため、ロードサービスなどを利用し整備工場に入庫させる必要があります。
プラグやイグニッションコイルの劣化
ホンダフリードは、プラグやイグニッションコイルが劣化し正常に動作しないと、エンジンがかからない原因となります。
プラグやイグニッションコイルは、エンジン部品の中でも重要な点火系のパーツとなっています。
フリードのプラグやイグニッションコイルに異常が出ていると、エンジンがかからりません。
また、一度エンジンがかかっても走行中にエンストしてしまう可能性もある部品です。
10万kmを超えているフリードは、プラグやイグニッションコイルの異常から、エンジンがかからない場合があります。
オルタネーターの故障(バッテリーマークの赤い点滅)
ホンダフリードのメーター付近に、バッテリーマークの赤い点滅があるとオルタネーターが故障しており、エンジンがかからない可能性があります。
オルタネーターとは、エンジン回転を利用して電力を発生させる発電機のことです。
使用したバッテリーの電力は、オルタネーターで発電した電気を充電することで、回復させています。
オルタネーターが正常に作動していないと、バッテリーの充電を行えず、結果的にバッテリー上がりとなってしまうのです。
フリードのメーター付近にバッテリーマークの赤い点滅(警告灯)がでている場合は、オルタネーターの故障が疑われるため、早急に整備工場に連絡しましょう。
燃料ポンプが故障してエンジンがかからない
ホンダフリードのエンジンがかからない原因として、燃料ポンプの故障が可能性として挙げられます。
燃料ポンプとは、ガソリンタンク内の燃料をエンジンに供給するポンプの役割を担っている部品です。
- エンジンに燃料を供給する
- 適切な圧力で燃料を送る
- 燃料の流れを制御する
- 燃費や性能を正常に保つ
上記の役割を持つ燃料ポンプが故障してしまうと、エンジンに燃料が供給されないため、エンジンがかかりません。
修理には部品や日数が必要なので、整備工場やディーラーに入庫する必要があります。
ヒューズが切れていてエンジンがかからない
ホンダフリードのエンジンがかからないときは、セルモーターやイグニッションコイルのヒューズを確認する必要があります。
ヒューズとは、電気回路に定格以上の電流が流れないようにする電子部品のことです。
ヒューズが切れてしまうと、電気回路に電流が流れないため、エンジン始動ができません。
セルモーターやイグニッションコイルはエンジンをかける際に必要なパーツであることに加え、ヒューズで電流を管理されている傾向にあります。
過電流とならないようにヒューズで管理されているパーツに異常があると、エンジンに関連する場合はエンジン始動もできなくなります。
ヒューズの場所は、フリードの取り扱い説明書に記載されているため、チェックしてみましょう。
鍵が回らない場合はハンドルロックの可能性
ホンダフリードのスマートキーが回らなくてエンジンがかからない場合は、ハンドルロックがかかっている可能性があります。
ハンドルロックとは、ハンドル操作ができなくなる盗難防止機能のことです。
フリードは、エンジンを停止した状態でハンドルを回すとロックがかかります。
そのため、スマートキーを刺しても鍵が回らないのです。
ハンドルロックがかかっている際は、ハンドルを動かしながらスマートキーを回すと解除可能です。
鍵が回らない場合は、ハンドルロックを疑いましょう。
フリードのエンジンがかからない!とならないための対策
「フリードのエンジンがかからない」とならないための、対策は以下の3つです。
- 定期的なバッテリー交換
- 定期点検を受けておく
- フリードのスマートキーの電池は1年に1回変える
それぞれの対策を行うことで、バッテリー上がりなどのトラブルを未然に防げます。
各項目1つずつ解説するため、ぜひご参考ください。
定期的なバッテリー交換
「フリードのエンジンがかからない」とならないための対策として、定期的なバッテリー交換が挙げられます。
フリードのバッテリーは小さいものから、性能のいいものまで、さまざまな種類が搭載されています。
フリードの型式 | バッテリーサイズ |
---|---|
GB3 | ・34B17L ・38B19L |
GB4 | 38B19L |
GB5 | N-65 |
GB6 | N-65 |
「B17L」や「B19L」は、小さいバッテリーとなるため、比較的安価に購入可能です。
一方で「N-65」というサイズは、アイドリングストップ車も使用できるバッテリーなので、性能が高くなっています。
性能が高いと購入額も高い傾向にあります。
バッテリーが大きく劣化する前に早めに交換しておくことがおすすめです。
定期点検を受けておく
「フリードのエンジンがかからない」とならないために、定期点検はきちんと受けておきましょう。
定期点検を受けることで、エンジン始動に問題がないかなどをチェックしてもらえます。
専用のテスタを使用してもらえる整備業者であれば、より細かく車の点検も可能です。
また、車として警告がでる前にトラブルの予防もできたり、バッテリー電圧が低い場合は充電も行えます。
定期的なつえっく車のトラブルを予防できるので、無料や有償点検問わず、点検はかかさず受けるようにしましょう。
フリードのスマートキーの電池は1年に1回変える
スマートキーの電池を1年に1回変えることもおすすめです。
スマートキーの電池がなくなってエンジンがかけれないことはありませんが、知識がないと鍵をあけることもできません。
鍵の電池は充電もできないため、定期的な交換でトラブルを防げます。
ホンダフリードのエンジンに関連するよくある故障や整備
ホンダフリードのエンジンに関連するよくある故障や整備は以下の通りです。
- エンジンの異音がする
- エンジンの振動がする
- 10万キロ超えるとイグニッションコイルの交換が多い
フリードのエンジンは、10万キロを超えてくると振動や異音などのトラブルが多くあります。
警告灯が点灯しなくても、不具合を抱えているケースも珍しくありません。
そのため、走行中に普段と違うことがあれば、すぐにディーラーや整備工場へ相談がおすすめです。
フリードのエンジンがかからない際のよくある質問
フリードのエンジンがかからない際のよくある質問は以下の通りです。
- Q1.フリード部品を調達する際トラブルにならないための注意点は?
- Q2.フリードハイブリッドのエンジンがかからない場合も救済は可能?
- Q3.メーターに警告灯などがでていたり異常がある場合はどうするといい?
- Q4.フリードのスターターは回るけどエンジンがかからない原因は?
フリードのエンジンがかからないとなったときの疑問点を、あらかじめ解消しておきましょう。
Q1.フリード部品を調達する際トラブルにならないための注意点は?
部品を調達する際は、所有している車に適合するパーツなのかを確認しましょう。
整備工場やディーラーが部品を仕入れる際は、年式や車台番号・型式指定番号・類別区分番号から、適合する部品を探します。
インターネットなどから自分で調達する際は、購入するショップへ車両情報を提供し適合するかのチェックを忘れないようにしてください。
Q2.フリードハイブリッドのエンジンがかからない場合も救済は可能?
フリードハイブリッドのエンジンがかからない場合も救済は可能です。
ガソリン車やハイブリッド車問わずバッテリーが上がったらエンジンをかけられます。
一方で、原因がバッテリーでない場合は、ガソリン車とハイブリッド車問わずその場での救済は難しいでしょう。
Q3.メーターに警告灯などがでていたり異常がある場合はどうするといい?
フリードのメーターに警告灯や異常がある場合は、早急に整備工場やディーラーへ持ち込みましょう。
オレンジ色のチェックランプであればいいですが、赤色の警告灯であれば走行できなくなる恐れもあるため、レッカー移動がおすすめです。
迅速に対応してもらえるロードサービス等に相談しましょう。
Q4.フリードのスターターは回るけどエンジンがかからない原因は?
スターターは回るけどエンジンがかからない原因は、点火系か燃料系・吸気系のいずれかに原因があります。
一つずつ可能性を消去していく必要があるため、ロードサービスで整備工場などに入庫させましょう。
フリードのエンジンがかからないとならないために定期的な整備を行おう
フリードのエンジンがかからない場合は、車を動かせないため、あとの予定に支障がでてしまいます。
バッテリー上がりが原因であれば、迅速に対応してもらえる「カーバッテリー110番」などを利用することで、エンジンをかけられます。
一方で、原因が部品の故障である場合、迅速で対応できる環境であっても部品がないことから、修理が終わらない可能性もあるのです。
また、スマートキーやハンドルロックが原因でエンジンがかけられず、焦ってしまう方もいるかと思います。
スマートキーの電池交換や、ハンドルロックの知識を備えることで、「鍵が回らない」ということもありません。
ハンドルロックはハンドルを動かしながら鍵を回すことで解消可能です。
トラブルを少なくしたい方は、フリードの定期的な点検を行うことで、エンジンがかからないと困るリスクを抑えられるため、メンテナンスはかかさず行うことがおすすめです。
\ エンジンがかからない方必見/